リコーカップ2020本日からスタート

11月26日本日から29日まで
宮崎ではJLPGA RICOH CUP2020が行われます。

毎年、県内外から沢山のファンの方が観戦に訪れ宮崎のホテル・飲食店は人であふれるこのシーズン。

今年はコロナの影響もあり、ダンロップに続きリコーカップも無観客試合となりました。
来年は笑顔でこの時期を過ごしたいですね。

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松井たかし矯正歯科クリニックは「県内唯一の祝日・日曜・夜間診療を行っている」歯並び専門の診療所です。

★お知らせ★
患者様はもちろんのこと当院スタッフにも治療時に発生する有害な飛沫をしっかり吸引する口腔外サクション(大型バキューム)も先日設置完了致しました。
当医院で出来る限りのコロナ対策を行っております。

ささやかな幸せ


今日(昨日)は休みだったんだけど、ふと気が付くとメガネが無い。

そう、僕は近眼なのだ。老眼が入ってからは外すことも多くなったのでついメガネを置き忘れることも多くなった。

ところが、今日は何処に置き忘れたのか?全く見当が付かない。

ビックリマーク

一生懸命あちこち捜すのだけれど見つからない 捜すこと1時間、出勤も車だし、明日からどうしよう?と途方にくれながら残業をしてて、残業も終わり、ふと院長室の椅子の下を見たら、近眼だから おぼろげだけどメガネらしき影が・・・・・・・近付いたら、やはりメガネだった。・・・・・嬉しかったな~ホントに心から嬉しかった。そして思ったんだ~こんなとこにも幸せって隠れてるんだね~って。きっと世の中、幸せなことで溢れてるような気がした。みんな気付いてないだけなんだよ

「世の中は、ささやかではあるけど幸せなことで溢れている。」

僕は今日そう思った。





患者さんやスタッフに悩まされることもあるけど、守ってくれてるのも また患者さんやスタッフなんだよね~そして、人に守って貰えることほど温かい気持になれて幸せな気持ちにれることはない。

ホントに世の中、幸せに満ちている。

それでは、在りし日のマイわんこ「武蔵」

ドキドキ

わんこと過ごすひと時も幸せ

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!!
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いよいよ今年も1ヶ月ちょっとになりましたよ!1年はあっという間!!

1日1日を大切に幸せを感じて生きていきましょうね!

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30代後半に見えない!アラフォー美人女優ランキング1位は?

僕は以前から好感度の高い女優さんとして綾瀬はるかさんの名を挙げていましたが、本日Yahooニュースで以下↓のような記事が載ってました。

だけど、誰も表情筋バランスのことや口角のことなど述べていません!漠然としたイメージで判断してしまうのが人です!!

人が好感を持つ表情は科学できる!!

ちゃんと表情筋バランスを整えスマイルトレーニングをすれば、この方のように好感度が高く人から愛される人になれるのです。

https://article.yahoo.co.jp/detail/7ed9e415f0b261a5828bbc7cb18e4586a8da0b09

みやざきグルメストリート!食のチカラで街を元気に

毎週イベント続きの宮崎!そんな来週は
「みやざきグルメストリート」が開催されます。

中心街に活気を戻すために行われるこのイベントは来週の土曜日28日の11時~17時迄行われ、当日は 高千穂通 が歩行者天国になるようです。

約60軒店舗が軒を並べビール等の販売もあるとの事。
11月も残り僅かとなりましたが、
コロナ対策をしっかり行い週末をたのしみましょう♪

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松井たかし矯正歯科クリニックは「県内唯一の祝日・日曜・夜間診療を行っている」歯並び専門の診療所です。

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助けれる歯は助ける!


患者さんの紹介で矯正相談に来られた方のCTデータを見ながら一般歯科とコンタクトをとっていました。

といいますのも、食事中にポキッと音がして歯が折れたとのこと、どこでどういう風に折れているのか?CTで見て判断した方が良いと思ったからです。仮に抜歯になったとしても安易にインプラントに走るんじゃなくて抜歯スペースを利用して歯並びまで治しちゃってはどうか?ってことで僕の患者さんに言われたそうで、僕も素晴らしい患者さんを持ったな~と嬉しく思いました。

できることなら、破折片を除去した後に残った歯根を引っ張り出して(挺出させて)新たな土台を作りセラミック(陶器)の歯をかぶせて再利用したいものです。

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縦と横ののラインを合わせた所を3次元的に見ることができる。

歯が折れているの解りますね?(^_^;) 根尖部の根管の透過像が気になる。

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真上から見た画像
 

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歯が折れてるの解るかな?
 

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真横から見た画像
 


久しぶりに大臼歯遠心移動装置GMD(奥歯を後ろに動かす装置)の写真を載せたいと思う。

この装置を用いることで、昔は抜歯しないと治せないケースでも非抜歯で治せるようになった。この装置のメリットはそれだけではない。通常、上顎前突のケースでは、上顎が前、あるいは下顎が後ろ、あるいはその両方のズレが確認されるが、永久歯列の患者さんの場合、下顎は5番目の第二小臼歯を抜歯して大臼歯(6歳臼歯)を前に持ってくることで歯列のズレを治すのが一般的であるが、口元が異常に飛び出てる患者さんの場合、第二小臼歯を抜歯すると大臼歯を近心(前)に移動させる分、前歯を引っ込める量が減ってしまう。このためGMDを用いて歯列のズレを前もって無くしておくことで、上下第一小臼歯(4番)を抜歯することが可能になり口元をかなり引っ込めることができるようになった。ちなみに抜歯部位は前(5番より4番)を抜く方が口元の変化率は大きい

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大臼歯遠心移動装置(GMD)
 

GMDを外した直後の写真

大臼歯が随分後ろに移動してるのが解るだろうか?(^_^;)

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これまた久しぶりに、大好きな映画(菊川怜が女優になるきっかけとなった映画)、「セント・オブ・ウーマン」を観た。何度見てもアルパチーノの演技が素晴らしい!  

アルパチーノがタンゴを踊るシーンやラストの査問会での演説シーンは、あまりにも有名

自殺願望を持った盲目の元陸軍中佐スレードと、学校問題に巻き込まれ苦悩する奨学生のチャーリーが共に旅をし、次第に理解(友情)が深まり、お互いを助け合う物語。

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有名な、タンゴを踊るシーン

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盲人を演じるのって大変だろうな~
 

 

ここで、E-ラインをチェック!

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さすがにハリウッド女優だ  
ちなみにE-ラインとは鼻先と顎を結ぶラインでこのラインの内側に唇がくると美しいと言われている。白人の場合、鼻の半分の高さから顎にひくラインで見る。
 

スマイルチェック、アルパチーノの歳でもこれだけ口角が上がる

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合格
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素晴らしいな~さすがです  
 
 

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死ぬ気でいけば盲人でもフェラーリを運転できる。
 

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軍人と青年の魂がぶつかり合うシーン。
 

合格
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何度観てもスカッ~とする査問会のシーン
 


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合格


 

 


逃げずに真っすぐ生きていくことの大切さを教えてくれる、とてもオススメの映画です。

在りし日のマイわんこ「武蔵」

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フィニッシングエラスティックス(ゴム)

フィニッシングゴムのかけ方

動的治療の最後にこの作業を行うことで、微妙に甘い噛み合わせをバチ~ッと噛ませることができる。

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最後は上の1番1本と下の1番と2番2本にかかっている

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ジグザグのかかり方は出っ歯を治すベクトルでかかっている

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今日のかけ方

最後は上の1番1本と下の1番1本

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ジグザグかけは、受け口を治すベクトルでかかっている

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裏側は全く見えないほどバチ~ッと噛んでますね 


ある日の診療風景

僕は子供たちに本や漫画を読んでもらいながら治療する。(^-^)

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僕の骨格性反対咬合(受け口)の治療法

僕は臨床経験が、だんだん36年に近づこうとしてますが、年長あるいは小学校低学年から上顎前方装置を用いて矯正治療(骨格的治療)をスタートさせた患者さんで、外科矯正になった患者さんは1人もいません。女性で中学生いっぱい、男性では高校生まで成長があるため気が抜けず(下顎の成長と身長の伸びは比例してる)、非常に長い戦いになるのですが、できれば子供に外科矯正は避けたいとお考えの方にはオススメできる方法かと思います。

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上顎前方牽引装置

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当院で装着してる風景
 

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当院の上顎前方牽引装置

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僕の親指の近く(中指のところ)にある2箇所のフックに口腔内からかけたゴムをかける。

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口腔内にはリンガルアーチがセットしてある

頬側(外側)のブラケットにゴムをかけ牽引装置のフック(上記)にかける。

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大臼歯から前下方に牽引することで上顎の大臼歯が挺出(下りてきて)して結果、下顎が時計方向に回転(クロックワイズローテーション)して骨格性下顎前突(受け口)が治りやすくなる上に、上顎骨は前方に牽引されるため前に出てきてさらに骨格的な改善がはかれる。

アップ
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パラタルプレート(レジン部)付リンガルアーチ

このパラタルプレートが裏側から上顎骨を前に押し出す。

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どんなに受け口の人でも、この装置を14時間以上使用すれば、半年以内で出っ歯になるぐらい効果がある。

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こんな状態になっても驚いてはいけない。骨格的な改善(レントゲンで精査する)をはかりたければ、これぐらいの咬合にしなければならない。

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牽引装置は幼稚園~小学校いっぱいぐらいしか効果が期待できないため、骨格的な受け口の患者さんは何よりこの治療を最優先とする。

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実際に牽引装置を使った患者さん

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まだ牽引続行中

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出っ歯の問題は、身長の伸びのめどが立った段階で上の小臼歯2本だけ抜歯して治す。僕は骨格性下顎前突症の患者さんに対して下顎の抜歯ではなく上顎の抜歯のみで治療するという点で特異的な治療をするドクターかもしれないが、僕はこの治療法で随分外科矯正を回避してきた。下顎前突症の患者さんは低位舌(舌の位置が低い)が多いので上顎が狭く叢生(乱杭歯)が見られるのが一般的だ。そのような患者さんはGMD(大臼歯を後ろに移動させる装置)と上顎小臼歯2本抜歯を併用することもある。

レントゲン(セファロ)分析のデータ、特にANB(上顎骨と下顎骨の前後的ズレを診る項目、これがマイナスであることは真横から顔を見たとき上顎より下顎の方が前にあることを意味する。)に注目して頂きたい。通常、小学生ならこの値が4~5度はあって欲しい。最初はマイナスの値(骨格性の受け口)であっても牽引装置の効果でプラスの値に変化しているものの、装置をお休みすると、またマイナス傾向が出る。そこでまた牽引装置を使ってもらって値を増やす。この追っかけっこができるよう低年齢からの治療スタートが大事になる。そして最終的に値の貯金が活きてANBの値がプラスで顎の成長を終えることができれば、外科矯正を回避できたことになる。どんなに悪くてもマイナス2ぐらいではあって欲しいと個人的には思っている。

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外科矯正を避けようと思えば、それなりの戦いが待っている。

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値が増やせるほど、それは貯金になる。

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別の患者さんのデータ

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中学になってから来院した患者さんのデータ。

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オペは回避できても骨格的改善には限界を感じる。
 

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口腔内はこんな状態になっても、牽引装置による骨格的改善を最優先させる。

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急速拡大装置(骨格的に横幅を広げる装置、子供の時期にしか効果が得られない)を併用する場合はある。

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急速拡大装置
 

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前歯の被り具合(オーバーバイト)が浅い患者さんには大臼歯の前下方への牽引は好ましくない。この場合は牽引場所を前方に持ってくる。

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(この写真は上記矯正歯科の写真を引用させて頂きました)

骨格性下顎前突症は外科以外効果的な方法無しと簡単に諦めて、大切な大切な小学生の時期に経過観察や大した骨格的治療もせず、人事のように安易に外科矯正に走ってるドクターが多々見受けられるが、僕は低年齢から耳鼻科の絶対的な協力のもと、鼻呼吸の確立をはかり、上顎の劣勢長がみられない患者さんであっても、根気よく上顎前方牽引装置を用いることで、外科矯正を回避できている。この事実をどう受け止めるかは自由だが、やりもしないで非難することだけは止めて欲しい。最近ではインプラント矯正により大人であっても外科矯正をしなくても治せる患者さんが増えてはきましたが、それでも骨格性反対咬合の治療は、できれば幼稚園の年長から小学校の1〜2年でスタートしたいところです。

昨日、患者さんが昔のK-POPのCDを持って来てくれた。(^∇^)

一緒に記念写真を撮ろうとしたが恥ずかしいとのことで、手だけの参加となった。(^_^;) 当院は100枚のCDチェンジャーで好きな曲をランダムにかけたり、患者さんの好きなCDをかけてあげたり、でご好評頂いているが、今回患者さんの協力でK‐POPを加えることができ、みんなの力でより良い医院作りができることをとても嬉しく思う。次はBTSだろうか?

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ニコニコ
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別の患者さんにはお花を頂いた。(*^▽^*) とっても幸せ~

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あげ
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明日、あさってはお休みです。嬉しい~~ 

ビックリマーク

いよいよクリスマスが近づいてきましたね~街はイルミネーションがとっても綺麗

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ビックリマーク

さあ、今日も口角の上がった優しい笑顔で素敵な1日を

(^∇^)

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笑顔を忘れることなく1日を過ごそうね

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舌突出癖の治療法

この装置は矯正専門医でも一部のドクターしか知らないと思うし、患者さんの側も知っておいて損はない装置だと思うので、実際にTTP(タングトレーニングプレート)を口腔内に装着したところを写真で紹介したいと思う。

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口蓋にセットしたところ、表面張力でついている。

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口をだんだん閉じていくと~

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こんな感じになる

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完全に咬合した状態でも、Tループは口腔前庭(舌の下の部分、下の歯ぐき)には当たらない。

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舌を出した瞬間にTTPは口蓋から脱離するので、舌突出癖を自覚できる優れもの。

TTPが落ちないよう発語練習していく。落ちなくなれば、TTPをサイズダウン(小さく)して落ちやすくして、さらに発語練習していくことで舌は出なくなっていく。

なお、TTPのTループに舌が当たり落ちた際は、TTPの穴(前回のブログ参照)に舌尖(舌の先)を突っ込んで舌でTTPを口蓋にリセットする。これは舌の挙上(持ち上げる)訓練にもなる。

矯正治療を円滑に進めたい場合や、術後の安定を考えると、この装置を用いてトレーニングした方が良い人は、ホントにたくさんいると思う。


在りし日のマイわんこ「武蔵」

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矯正治療後(動的治療後)の保定の在り方について

矯正治療の動的治療後の保定に関して、僕の35年の臨床経験で体験した事実に基づいたお話をしておきます。

まず、矯正治療後に後戻りする方の多くは自分の判断で勝手にリテーナーをしなくなった人、あるいはドクターの指示が誤っている場合、大抵はこの2点だと思いますが、リテーナーの重要性について再認識頂く必要性を、他の方のブログを拝見して感じました。

動的治療後の歯の周りには骨がありませんから、まずは骨の再生が起こりやすくするために、リテーナーのフルタイム使用が大切になります。

僕の研究では、動的治療後約半年で歯の周りの骨の7~8割は再生し残りの半年で、ほぼ骨の再生は完了します。

ですから、僕の診療所では各患者さんの骨の再生状態をペリオテストという機械で測定しながら、リテーナーの使用時間を決めています。

だいたい約半年で半日使用に、約一年ぐらいから寝るとき使用って感じです。

ただ、骨ができたから崩れない!という訳ではありません。骨があっても歯を取り巻く他の環境(呼吸、筋肉バランス、悪習癖、態癖など)により歯並びは崩れていきますので、寝るときの使用は極力続けた方が好ましい!ということになります。

特に骨が再生されてない間が要注意だから使用時間を長くしてるということなのです。

リテーナーには、まず骨の再生をしやすくする目的と、骨ができた後も他の崩す因子から歯並びを守るという2つの役割があるということです。

骨が再生されるのを阻害するのに、女性ホルモンや歯ぎしりなどもありますから、生理不順や歯ぎしりのある人も要注意(その対策が必要)です。

術後の後戻りには、他にも口呼吸、悪習癖(咬唇癖や舌突出癖など)、態癖(頬杖、片方ばかり下にして寝てる、仕事での同じ姿勢など)などがあることも忘れないでいて下さいね!

できれば、FIX(前歯の裏の永久固定)とリテーナーの2重固定が最も理想的な保定であることも覚えておいて下さい。自分の歯並びを守るために歯医者にリクエストするぐらいの勇気を持たないとダメですよ!

あなたと同じくらい、主治医があなたの歯並びに愛情を持ってくれていると良いのですが・・・・・。

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矯正治療における抜歯、非抜歯、どちらがいいの?


矯正治療には歯を抜いて治療する方法と抜かないで治療する方法があります。

世間的(経験の浅い歯科医も含めて)には歯を抜かないで治療することが善で、抜いて治療することが悪である様に思われている方が多いようですが決してそうではありません。

確かに歯を抜かずに理想的な咬み合わせが作れればそれに越したことはありませんし、それを基本方針とするのは当たり前のことです。

ただ、非抜歯にこだわって無理に歯を残して治療しても、歯がダメージを受けやすい状態になり長持ちしなくなったり術後歯並びが崩れやすくなったり、妙に口元が膨らんでしまったり必ずしも患者さんの為にならない場合があることを是非知って頂きたいのです。大切なのは患者さん御自身が治療後の歯並びや顔貌、口元にに満足され、その歯並びが術後に維持できることです。その為に矯正専門医は豊富な知識と経験を元にやみくもに非抜歯に走るのではなくそれぞれの患者さんに最も適した治療法を患者さんのご意向を伺い相談した上で決めていく必要があります。