鼻づまりやアデノイドに問題がある方は口呼吸しています。そして口呼吸しやすくするために無意識に顎を前に出して頭を後ろに傾けるようになります。そうすると立った時に頭が前にきてしまうので、バランスを保つために腰を前に出すようになり猫背が発生していきます。人に猫背を指摘されたり猫背のお子様をお持ちの方は、1度 耳鼻科的な問題が無いか?診て貰うと良いでしょう。もし、耳鼻科的問題が見つかれば、それは矯正歯科的な問題がある可能性が高いことも意味します。
矯正歯科的な問題とは、口呼吸することにより舌が前に出るようになり前歯や顎を押して不正咬合になったり、口の周りの筋力が一斉にダウンすることにより咬む力が弱くなり唾液の分泌量が減り食事に時間がかかるようになり消化酵素が減ることから胃腸に負担をかけてしまう現象も起こります。また筋肉がダウンするということは、下顎が下垂することを意味し下顎が引っ込んだ鳥のような顔になってしまいます。また猫背による骨格的歪みから腰痛が発生することもあります。いづれにしましても口呼吸は絶対悪だと思って下さい僕の経験上 鼻の悪い人は100%歯並びが悪く、そんな方は矯正治療の後も安定しなく崩れやすいので、親が子供の鼻及び扁桃腺の管理をキチッとしてないばかりに不正咬合まで発生してしまう。どれだけの親がこのことを知っているのでしょう?鼻が悪い子は絶対に賢い子にならない何故なら副鼻腔は脳を冷やす役割も担っているため、慢性鼻炎のある人は、脳が常に火あぶりされているようなもので集中力の無い人になってしまうのです。脳は熱に極めて弱く1度の変化で影響を受けることはご理解頂けますよね。 賢い子には育たず骨格は歪み歯並びは悪くなり・・・・・お鼻の問題に無頓着な親を持つと子供は大変です
口呼吸に関する記載、写真などを集めてみました。
(字が拡大できなくて読み取りづらい点はご了承ください)
口呼吸してる疑いのもてる上口唇の形(だんだん上に反り返っていく)、ほら 舌も前に出てるでしょ?
口唇が閉じ舌は上顎の歯ぐきに触れた状態で鼻呼吸してるのが好ましい。
悪い状態舌の位置が低く(低位舌)前に出で前歯を押す
舌が前歯に与える力は500グラム以上、それに対し前歯はたった1.7グラムの力で動いてしまう。舌の位置が悪いと必ず歯並びも悪くなる。したがって口呼吸してると100%不正咬合になる。舌が前歯に与える力(舌圧)が500グラムをはるかに超えてくると、前歯を動かすより下顎や上顎といった骨格を動かす力となり骨格性上顎前突や骨格性下顎前突を引き起こし、特に下顎前突症の場合は外科矯正(アゴの骨を切って治す)で手術が必要になることもあるので、完全なる口呼吸(口呼吸と鼻呼吸が混じった人もいる)には要注意だ。要するに口呼吸の度合いが大きくなるほど悪影響も強くなる。
また、口呼吸は舌根の沈下をまねき、いびきや睡眠時無呼吸症候群を起こしやすい。睡眠時無呼吸症候群は心筋梗塞になりやすいので、原因として考えられる口呼吸の予防の重要性をしっかりと解って頂きたい。
口呼吸は鼻気道障害(鼻中隔彎曲、副鼻腔炎、アデノイド増殖症など)によっても引き起こされる。
鼻の粘膜は多列繊毛上皮といって毛が生えていて空気中の異物を外の排出できる構造(鼻クソみたいに)になっているのに対し、口や喉の粘膜は呼吸に向いた構造になっていないため、空気中の異物はペタペタとのどの粘膜に付着して体に侵入していき喉に炎症を起こしやすくなります。口呼吸してると弱い体になっていくのです。
僕の知り合いのドクターの患者さんでアトピーに悩んでる子供が口呼吸をしていたので、口呼吸抑制装置(オーラルスクリーン)を入れようと親に相談したところ、親が医師だったので「責任を持つから口にガムテープを貼らせてくれ」とのことで、その子供は毎晩口にガムテープを貼って寝ることに。数週間してから親が驚いた様子で「いろんな医者仲間に診てもらって治らなかったのに、口にガムテープを貼ったらアトピーが治った」と言われた とのこと、鼻気道障害のある人がそんなことをすると窒息する可能性があるから、僕はやはり取り外しのできるオーラルスクリーンがベストだと思うが、口呼吸とアレルギー疾患他の関連性を示唆した事例であったことは間違いない。
オーラルスクリーンに類似した(マウスピースタイプの)既製品、内部は舌が上にいくように誘導する形態になっている。(なおオーラルスクリーンは歯型を取って作るので本人にしか入らない)
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舌や口唇閉鎖筋の筋トレ「あいうべ体操」
口呼吸してると口の中の唾液が乾燥し雑菌が繁殖するので歯肉は炎症を起こし口臭が発生する。
歯ぐきは乾燥に弱い
炎症がおこり腫れた歯肉
こういう人は口呼吸してるかも?日頃から口が開いている人は要注意
寝ている時に口が開いている子供を見かけたら、手や指で口をふさいでほっぺがペコペコなって苦しがってきたり、無呼吸になれば確実に口呼吸している。
唇を鍛えて閉じやすくするトレーニング法
時間を決めて毎日やらないと効果はでません
舌の位置を正常化させるのには「舌鳴らし(大きな音が出るよう)100回もいいよ~
キシリトールガムを上の歯ぐきに置いて、舌で喉の方に伸ばしていくのもグッド!喉に近付いたら舌の付け根(舌根)を持ちあげてガムを伸ばすのが大切!!!舌根が上がると気道が大きく開く。気道が開けば心臓への負担が軽減するばかりか、体にいいこといっぱいだ~(^∇^)
ボタンを用いた訓練器具
歯科医師が考案した「パタカラ」口唇閉鎖力ばかりか顔も引き締まる
僕の患者さんでも子供のために渡したのに親が小顔になっちゃって大喜びされたことも・・・・・(^_^;)
日頃何気なくしてる口呼吸には危険がいっぱいホントに怖いね~
口呼吸は「絶対悪」です
安易な投薬療法で鼻炎を慢性化させたり、鼻炎以外にも口呼吸を誘発させてる鼻疾患(鼻中隔彎曲も含めて)を完治させるべく真剣に取り組んでいる耳鼻科医が少ないことも憂慮すべきことだが、そこは理解ある良いドクターを見つけて頂いて
みんなで鼻呼吸を確立させ健康でより良い人生にしましょうね
口呼吸してたら健康を害し笑顔になれないよ(^∇^)
さあ、今日も 顎を引き(口呼吸しにくくなる)、胸を張り(頭位の前傾を防ぎ猫背や肩こりを防ぐ)、口角を上げた笑顔で気持ちの良い1日を過ごしましょう (‘-^*)/
こんな長文ブログ、最後まで読む人いるのかな~?
でも、ホントに大事なことなんですよ~~(;´▽`A“
オマケで、ポメラニアン「俊介」くん
読んでくれてありがとう(^∇^)