患者さんの紹介で矯正相談に来られた方のCTデータを見ながら一般歯科とコンタクトをとっていました。
といいますのも、食事中にポキッと音がして歯が折れたとのこと、どこでどういう風に折れているのか?CTで見て判断した方が良いと思ったからです。仮に抜歯になったとしても安易にインプラントに走るんじゃなくて抜歯スペースを利用して歯並びまで治しちゃってはどうか?ってことで僕の患者さんに言われたそうで、僕も素晴らしい患者さんを持ったな~と嬉しく思いました。
できることなら、破折片を除去した後に残った歯根を引っ張り出して(挺出させて)新たな土台を作りセラミック(陶器)の歯をかぶせて再利用したいものです。
縦と横ののラインを合わせた所を3次元的に見ることができる。
歯が折れているの解りますね?(^_^;) 根尖部の根管の透過像が気になる。
真上から見た画像
歯が折れてるの解るかな?
真横から見た画像
久しぶりに大臼歯遠心移動装置GMD(奥歯を後ろに動かす装置)の写真を載せたいと思う。
この装置を用いることで、昔は抜歯しないと治せないケースでも非抜歯で治せるようになった。この装置のメリットはそれだけではない。通常、上顎前突のケースでは、上顎が前、あるいは下顎が後ろ、あるいはその両方のズレが確認されるが、永久歯列の患者さんの場合、下顎は5番目の第二小臼歯を抜歯して大臼歯(6歳臼歯)を前に持ってくることで歯列のズレを治すのが一般的であるが、口元が異常に飛び出てる患者さんの場合、第二小臼歯を抜歯すると大臼歯を近心(前)に移動させる分、前歯を引っ込める量が減ってしまう。このためGMDを用いて歯列のズレを前もって無くしておくことで、上下第一小臼歯(4番)を抜歯することが可能になり口元をかなり引っ込めることができるようになった。ちなみに抜歯部位は前(5番より4番)を抜く方が口元の変化率は大きい
大臼歯遠心移動装置(GMD)
GMDを外した直後の写真
大臼歯が随分後ろに移動してるのが解るだろうか?(^_^;)
これまた久しぶりに、大好きな映画(菊川怜が女優になるきっかけとなった映画)、「セント・オブ・ウーマン」を観た。何度見てもアルパチーノの演技が素晴らしい!
アルパチーノがタンゴを踊るシーンやラストの査問会での演説シーンは、あまりにも有名
自殺願望を持った盲目の元陸軍中佐スレードと、学校問題に巻き込まれ苦悩する奨学生のチャーリーが共に旅をし、次第に理解(友情)が深まり、お互いを助け合う物語。
有名な、タンゴを踊るシーン
盲人を演じるのって大変だろうな~
ここで、E-ラインをチェック!
さすがにハリウッド女優だ
ちなみにE-ラインとは鼻先と顎を結ぶラインでこのラインの内側に唇がくると美しいと言われている。白人の場合、鼻の半分の高さから顎にひくラインで見る。
スマイルチェック、アルパチーノの歳でもこれだけ口角が上がる
素晴らしいな~さすがです
死ぬ気でいけば盲人でもフェラーリを運転できる。
軍人と青年の魂がぶつかり合うシーン。
逃げずに真っすぐ生きていくことの大切さを教えてくれる、とてもオススメの映画です。
在りし日のマイわんこ「武蔵」