現在矯正治療中の方は、ちゃんと治っているか?の指標になりますし、矯正してない人も、自分の歯並びが良いのか悪いのかこの1点を見るだけで解るので知っておくと便利です。矯正治療を行っていない一般歯科医も他にやる事が多すぎる上に、していないことには関心も湧かず、見過ごしているケースが多いような気がします。いきなり矯正歯科に来られる不正咬合の自覚のある患者さんなら良いのですが、自覚のない患者さんは、やはり一般歯科の先生方が指摘してあげないと患者さんのホームドクターとしては失格になるのではないでしょうか?
矯正の教科書では上下の第一大臼歯の前後的な位置関係
を「咬合のカギ」と呼んで、その位置関係が乱れると全ての前後的噛み合わせが崩れる ということで、この場所が正しく噛んでいる場合を「アングルの1級咬合」と呼んでいます。
1級は上の第一大臼歯の手前のとんがりが下の第一大臼歯のくぼんで縦シワができた部分に噛んでいる状態を指す。印の部分が一致してないといけない!歯には必ず「とんがり」と「くぼみ」があって、この「とんがり」は必ず「くぼみ」に噛みこんでいかないといけないのですが、奥歯の位置が乱れるだけで、全ての歯がずれていきますので「とんがり」は「くぼみ」に噛みこめなくなって咀嚼能力は著しく低下していくばかりか、片噛みになって左右の筋力バランスが乱れることになったり、咬耗(歯がすり減ること)が起こって歯の高さが低くなり顎関節症になったり、いわゆる さまざまな体の異常.を引き起こす不正咬合になってしまうのです。
ただ、歯医者さんでもないかぎり、この場所が正しく噛んでいるか?患者さんサイドで確認するのは難しいと思いますし、矯正専門医である僕自身も、この場所より注視してる場所があります。
その場所は「犬歯」です。ぜひ犬歯関係をチェックして下さい!
上の犬歯の「とんがり」が下の犬歯の後ろの「くぼみ」に噛んでいればオーケー 犬歯関係は1級ということになります。
印の場所が一致しないといけない
特に抜歯して矯正治療しているそこのあなた、犬歯関係が1級になってないまま治療を終えている医院って案外多いですから、自分でちゃんと治ってるかチェックできるようになって下さいね
ちなみに、犬歯関係が出っ歯方向にずれているのが2級、受け口方向にずれているのが3級という不正咬合になります。左右で1級咬合であることは、相当バランスがいいことになります。
おまけで、在りし日ののマイわんこ まったくもって名前負けの「武蔵」
ガラス廊下が大好きでした。
後ろからも・・・耳のポワポワっとした天然ウェーブを見るたびに「どうしてここだけ?」といつも不思議な気持ちになる
伏せしてる時は、いつも前足の片方を折れ曲げていた
目線の先にはパンがある
食い意地だけは負けていない
時々ジッ~と見つめられる
憎めなかったな~この顔が
それでは、
今日も口角の上がった優しい笑顔で素敵な一日をお過ごしください