口の周りの筋肉が衰えることで咀嚼力(そしゃく)が弱まると、唾液の分泌が減少します。
唾液には食べ物の消化を高めるアミラーゼのほか、脳や身体の老化防止や細胞の活性化にEGFやNGF成分が含まれています。そんな唾液の分泌を促すには、よく噛んでたべること。噛むことで あごや頭の骨、筋肉などの組織が強くなるだけでなく、脳神経が刺激されて脳の働きが活発になります。また、舌の味覚中枢を刺激して食べ物が美味しく味わえたり、唾液に含まれるペルオキシダーゼやカタラーゼなどの酵素が、発ガン物質の働きを抑制するとも言われています。